
第15回 AIエージェントの原理
ここしばらく慧仕(Huìshì)を作っています。
Huishiは「キャラクタとRAGを持った汎用AIアシスタントフレームワーク」として作っています。 そして、その原型は前に作っていた"CatchUp"です。
それまで「会計システム」みたいなエントリ並んでいて、いきなりAIエージェントの話ですから、知らない人は不思議に思うかも知れません。 私の背景の話はさておき、実はそれほど難しいわけではないので軽率に作り始めたのですが、今日はこの実はそれほど難しいわけではないという話をします。
人工知能にまたブームが来て、今度は本物っぽいなと感じています。
前回のブーム(人工知能学会が出来た頃)に人工知能という名のついた部署の仕事をしていたことや、深層理解がやりたくて留学とか考えてたことを思うと、「いよいよ時代がやって来た」という感じがします。
とは言え、いろんな事情から出遅れてしまって、指をくわえて見てるだけ… の時代が長くなってしまいました。
それはそれで残念なことなのですが、お陰で見えて来たことがあって、それが表題のことです。
前々から「パーソナルサーバ」というものを考えていました。
そういったことで以前CasaOSを評価を評価しました。
今回はTipiというシステムを試してみました。
あちこちで「Runtipi」という名前と「Tipi」という名前が混在していますが、多分アプリの名前としては「Tipi」が正しいんだと思います。
このシステムは、CasaOSと同様、パーソナルクラウドを構築するためのものです。
操作もアーキテクチャもだいたい同じですが、TipiはTypeScriptで書かれているという点が異なります。
これらを動かしてみて、「パーソナルサーバ」についてあらためて考えてみようと思います。