弊社の期は7月末で終わります。 無事に1期終わることができました。

そこで決算処理をするわけですが、これも無事に完了しました。

会計システムはもちろんHieronymusなわけですが、弊社の決算が完了したということに伴い、

  • 決算処理が無事できる
  • 年度繰越処理が無事できる
  • 決算に必要な伝票処理が効率的にできる

ということが達成できたことになります。

期の終わり

前述のように、弊社の期は8月1日から始まり、7月31日で終わります。

前々職の時に、「決算の見てくれが良くなるから」という理由で10月1日始まり9月30日終わりにしていて、途中から「やっぱり世間に合わせよう」と4月1日始まり3月31日終わりに変更したことがあります。 そんなことがあって、「やっぱり世間に合わせておいた方がいいよな」と思って4月1日始まり3月31日終わりにしていました。

前2社のそういったことを見ていて、現法人を作る時に税理士に相談してみたのですが、「別にいつ始まりがどうということはありませんよ」ということだったので、最初の期が一番長くできそうな8月1日始まり7月31日終わりにしました。 結果的に会社設立が9月2日ということになって、第1期が11ヶ月ということになりましたが、目論見通りだったなと思います。 設立が予定通りにできるということはないですからね。 前弊社が4月4日登記で4月から期が始まるようにできたのは、徒歩圏内に法務局があったからです。 ここだと法務局は松江ですから、随分遠いです。

伝票と証憑の入力

会計担当である私はずぼらなので、細かい伝票は年度末にまとめて入れることになってしまいます。 そのため、短い期間に伝票を入れる必要があります。

また、最近は電子化証憑のこともあって、証憑も会計システムに入れることになります。 本来であれば、「証憑は自分で入れてね」ということで、社長が関係した証憑は社長に入れてもらえばいいのですが、色々不安があったので全部私が入れることになりました。

そんなわけで、

  • 伝票を効率的に入力する
  • 電子化証憑を効率的に入力する

ということがキモになります。

元々Hieronymusは前弊社の時に作ってずっと使っているものですから、これらの業務ができるのは当たり前です。 もちろん可能になっています。

とは言え、電子化証憑は後から追加したものですし、取引先管理のことも絡むので、ちょっとフローが面倒です。 ことさらに複雑ではないのですが、急いでる時はちょっと遷移があるだけで面倒臭いですよね。

また当たり前のことですが、証憑と伝票は「関連づけるまでは別の情報」ですから、スムーズに連携させるためには一工夫必要になります。 ですから、自分のために使いやすくしていたとは言え、そんなに使いやすいとは思えず不満がありました。 それでも扱う証憑が少なければそんなに気になりません。

今回は証憑の量が結構増えたことや、取引先を1から登録する必要があることなどがあって、その辺が結構気になるようになりました。 そこで、思い切って伝票と証憑の処理にショートカットをつけることにしました。

ついでに、元帳の画面からも伝票登録できるようにしました。

論理的にそれどうよと思わないでもない(入力した伝票によっては結果がすぐには見えません)ですが、そこにあるのは便利ですからね。

そんなわけで、伝票と証憑の入力に関しては、論理的な美しさよりも使い勝手を優先して使いやすくしました。 お陰で随分とスムーズに処理ができるようになりましたので、もっと早くからやっておけば良かったですねw

今見ている科目と関係ない伝票を入れると入力後に入力した伝票が全く見えないのですが、こまけーことはいーんだよw

決算処理

最初にリリースしていたHieronymusは初期科目の設定と決算の集計処理にズレがあって、正しく処理ができていませんでした。

元々旧弊社のデータを使ってテスト等行っていて、それだと問題なかったので「ヨシ」と思っていたのですが、旧弊社の科目設定とHieronymusのリリース版での科目設定が違っていたので、集計を間違えてしまうという微妙なバグがありました。

また、在庫や棚卸あたりも今回はちょっと特殊な処理があって、そのせいで発覚したバグがあります。

いずれも旧弊社が通常業務する分には発覚しないバグだったので最初はまるで意味不明でした(何度か決算をしていたのでここにバグはないと思い込んでました)。 今回は1からデータを作って会計を始めたので、このバグが発覚しました(要するにテスト漏れ)。 この辺のバグは今は直っていますので、安心して決算処理ができるはずです。

繰越処理

年度が終わると翌年度に繰り越しを行うわけですが、決算処理と同じような問題があって正しくできていませんでした。 もちろんこれも修正済みです。

その過程で、損益計算の論理が決算と繰越で違っている(二重に存在している)ことを発見してしまい、デバッグしやすい決算処理の損益計算を流用するように修正しました。 決算書(損益計算書)は内容が精査されやすいですから、こちらのコードを優先する方が安全ですね。

まとめ

そんなわけで、大規模改修したHieronymusも無事に決算時に必要な諸々を越えることにより、テストで落ちていたこと、失念していたこと、不便だったことが大幅に改善しました。

最新リリースは

v2.0.4

です。

これで安心して展開して行くことができます。

ソフトウェアの常として「バグはありません」と言い切れたりはしませんが、少なくとも最低限の品質は約束できるものになったと思います。 ある程度信用できるとゆーエビデンスもできたことですし、張り切って展開して行きたいと思います。

と同時に弊社、第一期を無事終えることができました。 まだまだいろいろ厳しいですが、今後も頑張って行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

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