ブラウザでの画面表示と印刷の描画差異に関する実践的考察
弊社のオフィスは、以下のようになっています。
〒694-0064
島根県大田市大田町大田 イ258-6
です。 弊社にプレゼントを送りたい方はこちらへ
って話ではなくて、この住所が曲者だという話です。
田舎の住所ですから、市の次は町で、その次は「字」です。 オフィスの住所を分解すると、「大田市」「大田町」「大田」です。ここまでは何の問題もありません。
番地はどうなるかと言えば、「イ258-6」です。「イ」とは何ぞやって話になるのですが、「イ」も番地の一部です。 大田市大田町大田はそういったことになっているのです。 大田には「イ」と「ロ」があります。
そうすると何が起きるかと言えば、まず「英語表記」がうまく行きません。
i 258-6
とか書くと「iって何だよ」ってなるでしょう。
フォーム等に日本語で入れる時も厄介です。
最近は郵便番号を入れると自動的に字くらいまでは入れてくれるサービスがあったりするのですが、その次の番地のフィールドはその延長で「数字とハイフンのみ」という制限がかかっているものが少なくありません。 そうなると「イ」が入れられません。
自動補完がなくても、番地フィールドに「数字とハイフンのみ」というガードのかかっているところは少なくありません。 ガードがかかっているので「イ」は入れられません。 でも「イ」と「ロ」は全く違う土地なので、省略するわけには行きません。
会社のエントリなので名指しでどこかの会社の悪口を書くことは避けたいのですが、このお陰で
「ヤマト運輸」の諸々のサービスが使えません
とても不便です。 住所を入れなきゃいけないところで完全につまづきます。 運送屋のサービスですから、住所がなければ始まりません。
たとえば、「営業所で受け取る」ことの申し込みができません。
こんな妙な住所は当地くらいかと思ったら、石川県では普通にあることなのですね。
「イロハ」の他に「ABC」とか「渡辺」とか
「番地」にこれだけ例外があるのですから、「数字とハイフンのみ」というチェックをやめてしまえばいいだけだと思うのですけど。
まぁ同じように、「電話番号」や「郵便番号」「クレジットカード番号」とかも、余計なフィールド分けがあって自動入力が使えないとか、ブラウザは妙な補完をして破綻するとか、ハイフン入れるとエラーだったり、なかったらエラーだったりと、フォーム回りには
プログラマの想像力テスト
みたいなことがいっぱいあるわけですけど、要するに「余計なこと」をしなけりゃいいだけじゃないですかね? どうせ内部データは「文字列」でしかないはずですし。